【元に戻らない脳】大量飲酒で失う人間性5つ【YouTube文字起こし】

こんにちは、ねこ子と申します。

健康オタクである私ねこ子がお届けする脳内メモ。

今回は私ねこ子がYouTube動画でお話したことの文字起こしをお届けします。

テーマは

大量飲酒と加齢で縮んでしまう前頭葉ってどんな場所なの?大量飲酒で失われていく人間らしさの5つということについてのお話です。

断酒を始められない方や断酒が中々続かず悩む方の何らかの参考となり、そこから抜け出すための一助となることを願っております。

最後までお付き合いくだされば嬉しいですm(_ _)m 

 

私ねこ子はYouTubeでも健康情報を発信しております。

具体的にわかりやすくお話ししておりますので、併せてご覧いただくことをお勧めいたしますm(_ _)m

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はじめに

こんにちは、ねこ子と申します。今回の動画では、お酒を飲むことと特定の臓器の健康問題についてお話しします。具体的には「大量飲酒と加齢で縮んでしまう前頭葉ってどんな場所なの?大量飲酒で失われていく人間らしさの5つ」というテーマで話を進めていきます。

今回のブログでは、大量飲酒を繰り返すことで私たちの脳、特に重要な部分がどれだけ影響を受けてしまうのかということについて掘り下げて参ります。この影響を受ける部分とは私たち一人一人が持つ脳、特にその一部である前頭前野(ぜんとぜんや)※前頭葉の一部分についての話です。

前頭前野は人間が人間であるために最も大切な臓器と言っても過言ではありません。そして、今回は前頭前野がお酒を飲むとどのような影響を受けてしまうのか、その話をします。

まずは、今回話題にする前頭前野という場所が、具体的にどんな場所なのかから始めたいと思います。

 

前頭前野はどこにあるの?何をするところ?

まずざっくりとした脳の構造と、今回話題にする前頭葉がどのような場所なのかについて簡単にお話ししましょう。

脳は大脳・小脳・脳幹などから構成されています。その中でも、脳全体の重さの約80%を占めているのが大脳です。そして大脳はさらに大脳新皮質と大脳辺縁系の二つに分けられます。

その中でも大脳新皮質すなわち最外部はざっくりと4つに分けることができ、それぞれが違う役割を担当しています。4つの部分の1つが前頭葉で、おでこのすぐ後ろに位置しています。ここは思考や判断、行動などを担当しています。次に頭頂葉、つまり頭のてっぺんは感覚を担当し、後頭葉、つまり後頭部は視覚を担当します。最後に、側頭葉、耳の奥の方は聴覚や記憶を担当しています。

このような形で脳は構成されていますが今回は特に前頭葉、おでこのすぐ後ろの部分に注目します。具体的には、前頭葉の中にある前頭前野という部分について話を進めていきます。

前頭前野は人間の大脳の約30%を占め、非常に重要な働きをする場所です。人間と他の動物との大きな違いの1つはこの前頭前野の大きさで、例えばチンパンジーでも前頭前野は全脳の約10%しかありません。

つまり、人間が人間らしくあるために最も必要な存在、それが前頭前野というわけです。この前頭前野が飲酒や加齢現象などで縮んでしまうと、私たち人間は一体どうなってしまうのでしょうか?

実はこれ、非常に恐ろしい状況になります。私ねこ子も今回の動画を作るにあたって分からないことがたくさんあったので、いろいろ調べました。調べれば調べるほど、前頭前野が壊れたら大変なことになるな、と恐ろしく思いました。人間としての意識を保つことができているのは、前頭前野が頑張ってくれているからなんです。

具体的に前頭前野がどんな働きをしてくれているのかを見ていくと、脳が縮んでいくとともにどんな機能やシステムが失われていくのか、そして具体的にどんな恐ろしい状態になっていくのか、ある程度理解することができます。ですので、次からは前頭前野の特徴的な機能を5つに分けて見ていきましょう。

 

前頭前野の働き①考える

前頭前野の働きの1つ目は、「考える」ということです。あーでもない、こーでもないと色々と思考したり、考え深めたりすることに、前頭前野は深く関わっています。深く考えることは、とても脳を使う作業なんですよね。なので、前頭前野が衰えてしまうと、深く考えることが苦手になり、とても苦痛になるんです。

これはあくまで例の話なのですが、高齢になると投資関連の詐欺に引っかかりやすくなる…なんてこともありますよね。あの、お年寄りが複雑な詐欺に騙されてしまったというニュース、よく見ますよね。それも複雑なシステムに直面した時に、じっくりと考えて決断することが苦痛になってしまうから、ということがあるのです。だから言われたことをそのまま受け入れて、相手にとって都合のいいリスクの高い契約をしてしまう、そういう危険があります。

深く考えることが苦手な人に対して詐欺のシステムを複雑にし、分かりづらくして煩雑にすることで騙しやすくするという手口があるのかもしれませんね。そういった詐欺システムは、複雑に考えること苦手な人がいるという前提の下にシステムを組んでいるのかもしれないな、と個人的には思っています。

 

前頭前野の働き②記憶力

前頭前野の働きの二つ目は、記憶力に関わる部分です。記憶と言えば大抵は大脳がその役割を担っているんですよ。そして、記憶は大まかに言って二つに分けられます。それが短期記憶と長期記憶です。

短期記憶とは、その場で使ってすぐ忘れてしまうような記憶のこと。例えば、電話番号やちょっとした数字の羅列を覚えたり、パッと聞いた人の名前をその場だけ覚えたり、そういったすぐに使って後では忘れてしまっても問題ない記憶のことです。

一方で長期記憶とは、長い期間保存する記憶のこと。もっと分かりやすく言えば、昔の大切な思い出や、時間をかけて積み重ねていく専門知識、あるいは自分や家族の個人情報なんかが該当します。この長期記憶の保存場所、いわゆるハードディスクは側頭葉にもあります。

しかし前頭前野が衰えてしまうと、この機能が短期記憶も長期記憶も両方とも弱くなっていくのです。つまり、覚えるということが全般的に苦手になっていくということなんですよ。

 

前頭前野の働き③アイディアを出す

前頭前野の機能の三つ目は、アイディアを出すという部分です。アイディアを出す時に頭の中で何が行われているかと言うと、自分の記憶の中にある情報同士を組み合わせて考える作業が行われているんですね。例えば、情報Aと情報Bを組み合わせて、新たな情報Cを発想するという感じです。

良いアイディアを出すためには、自分の中に良質な情報をストックしておく必要があることは言うまでもありません。その情報をストックするために必要になるのが、先ほど申し上げた記憶力なんですよね。どんなに良質な情報を自分の中にどんどん取り入れても、それらを取り入れた途端にどんどん忘れてしまったら全く意味がないんですよね。

情報同士を組み合わせてアイディアを生み出すという仕組みでは、情報を蓄積していつでも引っ張り出せるようにしておかなければなりません。それができなければ、良いアイディアを生み出すことは極めて難しい作業になります。ただ覚えているだけでも、それを活用または記憶にアクセスできなければ意味がないんですよね。良いアイディアを出すためには記憶力というのも一つのポイントなのかな、と私は考えております。

 

前頭前野の働き④行動と感情をコントロール

前頭前野の働きの四つ目は、行動と感情をコントロールするということですね。私たち人間が感情をコントロールしたり理性的でいられるのは、前頭前野がしっかりと働いてくれているからなんですよね。

最近「キレる老人」なんていう言葉をよく耳にしますよね。老人がキレやすくなるメカニズムは様々です。キレる原因が脳にある場合、大量飲酒で脳が縮んでしまった人の状態は、加齢による脳の状態と等しくなっているんです。

人間の怒りの感情はどこで生じているのかというと、脳の大脳辺縁系という部分で生じています。これは冒頭でもお話しましたが、大脳の二つの部分のうちの一つで、外側から二つ目の部分です。その怒りを抑制する働きは、前頭葉(前頭前野はその中の一部ですが)がしてくれています。

前頭葉が縮んでしまうことで、感情を抑えられなくなってしまうんです。理性というのは、人間が人間らしくあるために最も大切なことの一つなんじゃないかな、と私は考えています。

冒頭でもお話ししたように他の動物と私たち人間の大きな違いの一つは、この前頭前野の発達が大きく関係しています。だから、理性を支配する前頭前野、もとい前頭葉が縮んでしまうことで感情の抑制が効かなくなったり、理性的な考えや行動が取れなくなってしまうんですよね。極端な言い方をすると、脳の状態が動物に近づいてしまうということにつながるんですね。

 

前頭前野の働き⑤集中力

前頭前野の働きの最後の5つ目は集中力です。集中力には認知能力とリラックス状態が大切だと言われていますね。お酒を飲むとリラックスできて、集中力も上がるなんて言われることもありますよね。

お酒を飲むとドーパミン(脳内物質)というものが脳内から出ます。集中力は報酬型と言われるドーパミンが出ることがポイントであり、お酒を飲んでドーパミンが出る以上、集中力が全くないとは言い切れない部分はあります。

しかし、アルコールを摂取してドーパミンが集中力を高めてくれるという以上に、アルコールによる様々な影響で高まった集中力を根こそぎ落としてしまうという事実も歴然としてあります。

その理由の一つとしては、アルコールには強力な利尿作用があるので、摂取すると体内の水分が尿として大量に失われてしまいます。そして体内の水分が不足し、脱水状態になることで脳も脱水状態になるんです。

そして、脳は何とかその状態でも水分をキープしようとして脳の周辺をぎゅっと縮めてしまうんですよね。どれくらいまで縮んでしまうのかというと、だいたい脳の60%が縮んでしまうということなんですよね。

これは、色々と脳の調べものをした時に出てきたんですけれども、マウスを使った実験で、アルコールを摂取したマウスの脳の水分が60%も失われていることが明らかになったというデータがあるんですよね。

ということは、お酒をたくさん飲んだ翌日は、脳はシワシワに縮んでしまっているんです。なんと恐ろしいことなんですけれどもね。そして、この飲酒後に脳の中で特に縮んでいるのは、意志や判断を司り、人間らしさの象徴でもある前頭葉(前頭前野はその一部ですが)。この前頭葉で脳の縮みが顕著に出ているんですよね。なんとも恐ろしいことです。

それともう一つ、体内から水分が失われると集中力に使う認知機能を安定させるために必要な、マグネシウム・カリウム・ナトリウムなどのその他の栄養素も同時に失われてしまうんですよね。人間にとってもっとも大切な水分と共に、集中力を働かせるために必要な栄養素もすっぽり抜け落ちてしまい、さらにしわしわに縮んだ脳はすぐに元の状態には戻らないそうです。

脳が元の状態に戻るまでにはだいたい半日から約1日かかるとのこと。60%も脳が縮んで栄養素も失われた状態では、集中力を発揮するのはとても難しい問題ですね。

 

今回のまとめ

今回のまとめとしては、脳が機能を失うと壊れてしまうと、私たちは生きていくことができなくなるんですよね。だから脳はとても重要で、非常に大切にしなければならない臓器の一つです。

お酒は長期間飲んでいると脳が縮んでしまい、一度縮んでしまうと二度と元に戻らないと言われています。他の臓器や内臓は幹細胞が働いてちゃんと元に戻ろうとしてくれるらしいんですけど、脳はそういう機能がないのです。だから、一度縮み始めたら元には戻らないんですよね。

過去に飲んだ分までもが脳の縮小を引き起こすとも一説では言われています。脳は一度縮んでしまうともう元には戻らないから、大切にするためにも「ちょっとまずいな…」と思っている人はここで踏みとどまるのも良い選択かなと思います。

自分が自分であるために、断酒をする。これも一つの選択肢かなと私ねこ子は考えております。

今回のお話は以上になります。

 

今回は私ねこ子のYouTube動画でお話した内容の文字起こしをご覧いただきました。

最後までご覧いただきまして誠にありがとうございましたm(_ _)m

 

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